U Gem(ふたご座U)
12月6日早朝のU Gemです。3日に比べ0.4等ほど減光していました。増光から1週間、もう少し増光していてもらいたいですが、そろそろ減光なのでしょうか。3日が9.4等台、6日早朝が9.8等台です。
先月初め、9等台だったU Gem 、大晦日の夜は14等台に落ちていました。シンチレーションのある星空で、やや長い露出の方が星像が平均化されて測光の精度が上がると思っていました。たまたま撮影した30秒と50秒の測定結果をくべてみると、明らかに30秒の露出の方がデータのばらつきが小さかったです。たまたまなのか、条件に左右されるのか、気にしておく必要がありそうです。特にフィルタをかけての14等から15等台の測光は、私の機材では限界に近い明るさですから、観測精度を少しでも上げたいです。
明け方、西に傾いたU Gem、北の空のZ Cam、東のT CrBと薄明の近づく中 西から北回りで東の空まで測光するのは慌ただしいです。U Gemは、夜半前に撮影しておいた方が良さそうです。14等台です。
ここ数日間、AAVSOのサイトの一部が不具合を起こして使えない状態になっていました。なにげなく毎日当たり前のように使っているページが使えなくなると意外と不便、不安になります。ちょうどU Gemの比較星の光度を調べ直したり、新たに観測する変光星の星図を作ろうと思っていたときで、少し困りました。幸い今朝には回復していました。
かつて変光星図がなかなか手に入らなかったとき、『変光星の観測(著 下保茂)』の巻末のAAVSOにある星図の一覧表を見て、指をくわえていました。今は、変光星図も詳しい情報もAAVSOのサイトだけで事足りることが多いです。使えなくなって知る便利さ、依存の強さです。AAVSOにアカウントを持っているのでドネーションをしようかという気持ちになります。
2月28日(金)
16センチ反射と赤道儀、冷却CCDカメラを26日に国府津山の観測小屋から下ろしメンテナンスしていました。赤道儀の微調整、パソコン内のファイルの整理、反射望遠鏡の掃除や傷んできたフードの修理、・・・。
昨夜から自宅の庭で撮影を始めました。26日もしたのですが、fits画像の保存を2の補数に設定していなくて、観測報告するのにファイルのヘッダーのデータから報告形式に作れず、報告はしませんでした。
気を取り直して設定を直し、27日にはU Gem , Z Cam , T CrB を観測して報告しました。
それで、機材を最終チェックと思い28日夕方、U Gemから観測を始めました。自宅の庭での撮影は、夕食も食べられるし、お風呂も入れてぐっすり眠れて快適、なんて思っていたら、翌日、あれっと思うデータが出てきました。U Gem が47分間に0.75等も明るくなっていました。比較星をかえても同じ結果が出ます。
とりあえず1日農作業して夕方、もういちど時間をかけて、47枚の画像からより暗い星まで確実に検出するように設定を変えて測光をやり直しました。同じ結果が出ました。ファイルのヘッダーから冷却CCDの様子を調べてみましたが特に異常な数値はありませんでした。春霞のようで今ひとつ透明度が悪く測定誤差も±0.09等もあります。
うーーーーん、本当に増光したのかなぁ、通常光度での変動もあるような話を聞いたこともあるので、今まで暗かったから13等台に戻るところだったのかな?それにしても47分間で0.75等の変化は異常です。前回の増光からまだ3ヶ月で、増光にはだいぶ早い気もするし、・・・?
昨夜撮影した他の画像の様子をこれから調べてみます。
2/28の U Gem の光度変化が気になったので、機器のテストも兼ねて5時間ほど撮影と測光をしてみました。
通常光度で変動しているのですね。0.85等ほどの範囲での変光が光度曲線に現れました。ダイナミックな動きです。
今まで、10分間ほどの観測ですませていたので、多少の変化は、空の状態が変わったのか測定の誤差かと思っていましたが、U Gemが変動しているのですね。
たまたま2/28日に機械のテストを兼ねて撮影し途中夕食をとって撮影時間が50分ほどになってしまい変化が捉えられたのだと思います。『激変星は、増光時に連続観測』と思い込んでいたのがよくなかったです。通常時の変化も観測してみるようにしたいと思います。
食による落ち込みのようなものが見られます。私の機材では、これ以上 露出を縮めて時間分解能をあげられません。かなりの落ち込みがあるのかもしれません。近いうちにまた、観測してみようと思います。
3月14日の測光です。透明度がよくなかったです。北斗七星は見えるものの肉眼では3等星がやっとの空です。しかも、満月。この状況で14等に近いU Gemの測光は、限界に近いです。
今回も途中,伴星がホットスポットを食するかのような急激な減光が見られました。その後はほぼ一定光度を保っていました。通常光度のでの変化も興味深いです。今シーズン、もう少し追ってみたいです。
U Gem の通常光度の変化が興味深いので、T CrB を見る前に連続測光しています。昨夜は、23時過ぎまで測光していたら、雲が広がってしまい T CrB の観測はできませんでした。
U Gem の通常光度での変化は、規則的なようで、急激に光度が落ちるところやふっくらした山型に光度変化する部分、光度にあまり変化が起こらない部分などが現れます。画面の他の星や、比較星をかえても、U Gem にしか現れない変化なので、機器や測光の特性がグラフに表れているのではないようです。数時間で0.8等も変化します。
3月19日(水)夕方から雲が減り始め、18時半には快晴になりました。4時間40分ほどの連続測光です。ホットスポットが隠されるような急激な減光が2つ捉えられました。4時間12分の間隔で減光しました。
たいへん興味深い光度曲線になりました。白色矮星と楕円体となった赤色星が4時間12分で公転し、赤色星が手前側に来る40分前に食を起こす。おそらく赤色星がホットスポットを食していると思われます。食の継続時間は、12分ほどです。
食のあと40分ほどで極小となりますが、その後の増光は少なくもう一つの極大に比べ0.3等ほど暗いです。
U GEMの平常光度の4時間10分の連続測光です。1周期分以上の連続測光をしたいのですが、障害物があって観測できません。国府津山観測所に移動して観測したいと思っています。
ホットスポットの食と思われる減光が1回捉えられました。22時05分(JST)です。3月19日19時08分の食から50時間57分後、周期はおよそ4時間強ですから3月19日19時08分の減光から12回目の食となり、周期は、4時間14.75分です。しばらくこの周期で予測して観測してみようと思います。
今夜(3月22日)は、19時18分頃と23時33分頃に食が観測できるはずです。
もう一つ気になるのが、食の光度曲線の形、15分ほどかかるのでホットスポットに大きさがあって点ではなさそうです。さらに極小時の光度曲線が微妙に鋭くなく、左右対称でないです。ホットスポットの形がいびつなのかなと思ってしまいます。観測するたびに面白さが見えてきて、どんな星系でどんな景色が見えているのか、想像が膨らみます。
3月22日のふたご座Uです。4時間半ほどの連続測光で全位相を見てみました。2つの減光が予想通りの時刻に起きました。伴星の楕円体の変光が、どうして減光のあとだけ山型にならないんでしょう。何か覆い隠すものがあるとか、赤色星の片面だけ暗いとか、どんなことが起きているのか興味あります。
ふたご座Uの観測シーズンもあとわずかです。増光していたのはわかっていたのですが、天気が悪くなかなか連続観測できませんでした。昨夜、雨が降り出すぎりぎりまで、雨雲・雲量の様子を見ながら2時間半ほど観測しました。
おそらく白色矮星の表面の光と思います。平常時のような大きな光度変化は見られませんが、興味深い光度曲線です。
4月15日の観測です。幸い、まだ増光の状況が続いています。2時間ほどの観測で、公転周期の半分です。
ゆっくり増光し、ゆっくり減光するようにも見られます。0.1等程度の動きです。とろこどころにスパイク状の減光があるようですが、これも0.1等程度の減光で明確ではありません。
少し遅くなりましたが、今シーズン初めてのU Gemの観測です。3時間半ほどの観測でしたが、ホットスポットの食が入りました。50秒露出したので、前回あったような0.1等ほどふっと下がるような減光は今ひとつはっきりしません。
ホットスポットの食までの伴星の楕円体の変光と思われます。空の条件がいいと,なめらかな光度曲線になるんですね。食の部分は、薄明になり測定誤差が大きくなりました。食の後は、光度曲線が乱れるのですが、その部分も今シーズンは、いい条件で観測してみたいです。
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